はまようちえん二十四節季


「かぞく」に、乾杯。
コロナ禍で休止していた
『新入園児歓迎BBQ』が、
3年ぶりに『はまようウエルカムBBQ』と
看板をかけかえて開催されました。
当初は連休初日の4月29日(金)が開催日でしたが、
あいにくの雨天で順延となり、
GW最終日の5月8日(日)の開催となりました。

まる2年間「歓迎」できなかったため、
今回は今春の卒園児親子にも参加いただき、
総勢66家族221名が飲んで食べて、
親交を深めました。

正直に言って、COVID-19感染者数が
高止まりしている中で、これだけの参加者が
集まるとは思っていませんでした。

なぜこんなに参加者が集まったのだろう。
皆が待ち焦がれていたイベントだから?
人々のなかのCOVID-19に感染する恐怖感や不安感が、
急速にしぼんできたから?
(感染拡大の大騒ぎから2か月以上過ぎたし)

はまようちえんこの保護者親睦目的のBBQ会は、
理事長・園長が休日に開催し、
他のスタッフは参加せず
(もちろん前日までの仕込みや
翌日の片付けなどは数名関わります)、
当日の準備から後片付けまですべてを
保護者が主体となって行う
ルールとなっています。

これは、保護者を「お客さん」にせず、
子育て中の親として、またこの町で生きる
生活者としての主体性を
たいせつにしてほしい、
という理念(願い)が具現化しているもの。

しかし今回は、
園庭BBQ経験者が少数だったため、
当日はいろいろな困難やトラブルも
あるかと身構えていたのが正直なところでした。

ところがふたを開けてみると、
参加者の6割以上が準備係として当日朝に集合。
いくつかの役割をブリーフィングをすると、
それぞれが自発的に自分のできる役を担います。
重要な受付・会計係もすぐに決定。
会場設営も、誰もが積極的にじぶんのできることを見つけ、
みるみるうちにできあがり。
それからメニューを決め、手分けして買い出しをし、
調理を始め、会の開始まで本当に何のつまづきも無く、
準備がスムーズに行われたのです。

宴が始まると調理係から、焼き場が足りないので
増やせないかと打診を受けるほど。
最後の後片付けまで、
一度も「これどうしたらいいですか?」と問われずに、
すべてが参加者主体に行われたのでした。
僕自身後片付けにクチも出さず手も出さず、
すべてが終わったことに感激しました。

宴会中は、心なしかいつも以上に参加者の笑顔が輝き、
会話も弾んでいたように感じました。
会場は終始、和やかでハッピーな空気に包まれ、
感動的な一体感やドライブ感が最後まで続きました。

なんなんだろう、これは。

そして、ふと腹落ちしたのです。
これこそ「大きなひとつのかぞく」なんだと。
「かぞく」が集まって飲んで食べて、しゃべって、笑う。
そんな当たり前のことが当たり前にできなかった時間が、
「かぞく」のつながりを一層強くしたのだ、と。

「かぞく」だから安心して集まれる。
「かぞく」だから許しあって楽しめる。
コロナ禍にあってもこのBBQが実現できたことは、
クチには出さないけれど、そんな思いが参加者には
通底していたのかもしれません。

こんなようちえん、ちょっとないぞ。
そう思ったのは僕だけじゃないんだろうな、きっと。
お開きの後も、名残惜しそうに園庭で
戯れる親子を見て、ふとそんな風に考えたのでした。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 行事 降園時刻
8 はまようウェルカムBBQ -
11 5月うまれのおたんじょうかい 13:00
12 年少体育あそび始まり 14:00
13 年長みどり公園遠足 14:00
14,15 土,日 園庭キャンプ -
17 かぞく懇談(かぜ・つき) 14:00
19 かぞく懇談(たいよう・うみ) 14:00
20 かぞく懇談(やま・そら) 14:00
21 OPENDAY -
23 かぞく懇談(ほし) 14:00
24 絵本貸し出し始まり 14:00
24 親子学級 14:00
26 子育てあのね 14:00
27 引き渡し訓練 14:00
28 王子ZOO親子遠足 -
30 1号認定児王子ZOO親子遠足代休日 -

はまようちえん
曜日 行事
14,15 土,日 園庭キャンプ
21 OPENDAY
26 子育てあのね
27 引き渡し訓練
28 王子ZOO親子遠足

はまようちえん
はまようちえん