はまようちえん二十四節季



高く飛ぶ前には、深く沈む。
長い長いトンネルを進むような
先の見えない日々が続いています。
どこにも出かけずSTAY HOMEで過ごした
ゴールデン・ウイークが明けても
日本中に発令された緊急事態宣言は
解除にならず、5月末までの延長が決まりました。

これを見越してはまようでは、
『緊急事態宣言発令中の保育の考え方について2』を
保護者の皆さまにいち早く(5月2日)発信しました。
独自の登園基準を発信したことで、
保護者からは「先が示されてよかった」との
声も聴かれました。

前例が無く、正答も無く、
どうしていいのかわからないときに、
じぶんの頭で考えて行動する。
これは、いつもはまようが「育てたい人間像」として
入園説明会など折に触れて語り続けていることです。

はまようちえんいままさに、世界中の人びとは、
じぶんの生活圏において、
それぞれの正答を見いだして
「正しく」行動しようとしています。

学んだことが無いから、
教えられていないから、
それ以上考えることをせず、
無気力に時を過ごすことだけは避けたいのです。

世界はもう、元の生活に戻ることはなく、
人びとは新しい様式(価値観)のもとで、
これまでと違う生活をしなければならない
といわれています。

私たちは、その新様式も無条件に受け入れる
のではなく、じぶんたちの価値観にあわせて
繕い直していきたいと思うのです。

これからの新しい生活で、
絶対無くしてはならないもの、
見失ってはならないもの、
あってもいいけどなくてもいいもの、
端的になくていいもの、
絶対あってはならないものは、
なんであるか(価値の遠近法=鷲田清一)。
ふだん顧みたことが無いこんなことを、
いま熟考してみてはいかがでしょうか。

新しい世界で、じぶんはどのように生き、
子どもたちにはどのように生きてほしいか。
そのためにじぶんに今、できることは何であるか。
誰かが並んでいるから並ぶのではなく、
わたしはなぜその列に加わるのか
あるいは加わらないのか。

新しい世界は、わたしたち一人ひとりの
手に掛かっています。
いまは、高く飛躍する前に、
深く沈みこんで力を貯めるときです。
いま現在のニュースに一喜一憂するのではなく、
「その後」の世界が動き出す前に、
さまざまな過去の叡知を紐解き、
学び、考え続けることが
いまたいせつなのだと思います。




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曜日 行事
23 OPENDAY

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