つながりづくりは、なんのため。

5月1日快晴。
10回目を迎えた新入園児家族歓迎バーベキュー大会が
過去最大の参加人数で盛大に開催されました。
在園児90家族306人に、今年は卒園児も
おもてなしをしたいと名乗りでてくださり全348人。
10年前に28家族133人から始め、
年々ようちえんでの保護者同士の
つながりが強くなってきたと感慨深いです。

「つながり」は、はまようが最もたいせつにしている理念。
私立幼稚園というかけがえのない場を最大限生かして、
子どもたちを保育するだけではなく、
親同士、地域、仲間とつながることのできる
「ハブ」のような役割を私たちは積極的に担おうと
考えています。

その願いのもとに、これまで作ってきた場は、
新歓BBQ、園庭キャンプ、24時間リレーマラソン、
親子ハイキング、キャンドルナイト、カフェ、
親子ひろば、OPENDAYそしてワークショップと多種多彩。
今回、おもてなしに手を挙げてくれた卒園児保護者は、
こんな場でつながった人たちが起ち上げた「仲間」たち。
卒園しても、好きなことや得意なことで
つながり続け、今度はその実りを自発的に在園児に還元し、
また新たなつながりを生もうとしている。

実はようちえんが作ってきた場は、
サービス提供者（=ようちえん）受益者（=保護者）という
構図を望んでいません。
どんな活動も、最初はようちえんが主体で動き始めますが、
いつかそれを誰かが受け継いでくれることを期待しています。
極端に言えば、誰もが主催者になる経験をしてほしいと願ってます。
なぜならその経験は、受け身でいるときよりも、
ずっと楽しく、ずっと見えてくることや
学ぶことが多いからです。
楽しい体験をじぶん事としてやってみる。
その経験が、不測の事態が起きたときに、
きっと役に立つと思うからです。
そしてそんな経験をした親から子どもは
これからの時代に必要なたいせつなことを
学ぶことができるだろう、と考えるからです。

それが、ようちえんが作る場の真のねらいです。

今回、はまペラーズ、ランニングクラブ親父会、
ダンス部の皆さんが
「手弁当で」在園児をもてなしてくれました。
ようちえんが頼んだわけでも、しかけたせいでもありません。
進級児家族は（これは頼みましたが）準備からかたづけまで、
積極的に協力しあい、トラブルなく予定通りの時間で
最後まで無事やりきってくださいました（過去最大人数だったのに）。
ほんとうにこれはすごいことだなあ、と思います。
始まったばかりの平成28年度ですが、
今年もはまようは、ますます素敵な
「大きなかぞく」になれそうです。
楽しみですね。