ソーラー発電の簡単な説明と発電電力がリアルタイムでわかる表示板を職員室の東側窓に設置しています。>>パネル原図の拡大
園舎屋上に設置された48枚の太陽電池モジュール。
なぜ幼稚園が太陽光発電所をつくったの?

それは、子どもたちへ続く、未来の環境のために。
子どもたちの幸福のために、できることから始めたい。そのひとつに私たちの住まいであるこの地球の環境をよくしたいという思いがあります。地球環境のなかでも早急な対応が迫られている地球温暖化については、省エネルギーと化石燃料に代わるエネルギーへの転換が重要なポイントだといわれています。園ではつねづね省エネルギーには努めていますが、このたびNEF(財団法人新エネルギー財団)の「平成13年度新エネルギー草の根支援事業」での助成金を得られることになったため、太陽光発電設備を導入できることになりました。

太陽光発電には、どんないいところがあるの?

クリーンです。
石油や石炭など化石燃料の燃焼には、二酸化炭素などの地球温暖化の原因となる温室効果ガスの発生が伴います。太陽光発電は発電時にこれらのガスを発生しません。また原子力発電のような危険度の高い廃棄物を出すこともありません。これが太陽光発電がクリーンエネルギーと呼ばれている理由です。

無限です。
地球上のエネルギー資源には限りがあるものと無いものがあります。たとえば、石油は43年、石炭174年、天然ガス56年、ウランは66年で枯渇するといわれている有限の資源。いっぽう太陽や風力、地熱、潮汐力などは無限に存在するエネルギー資源といえます。1998年の日本のエネルギー自給率は22%で、資源の大半を海外からの輸入に依存しています。

災害時に活躍が期待できます。
阪神淡路大震災ではライフラインの断絶による、被災地域の陸の孤島化に私たちはショックを受けました。同時に学校や幼稚園が地域の人々の拠り所になることもあらためて痛感させられました。たとえ従来の電気系統が断絶されても太陽光発電なら天気さえよければ電力が自給でき、災害時に地域の拠点としての機能の一端を担えると期待しています。

余った電力は売ります。
はまようちえんでは晴れた日のほとんどは、使う電力量よりも発電量のほうが多くなり、余分な電力は関西電力へ買い取ってもらう契約となっています。設置時の投資も、この余剰電力の売電によって負担が軽減されます。

困ることは?

すべてはお天道様の気分次第。
雨の日やくもりの日が続けば太陽光発電は何の役にもたちません。こんな日は従来通りの電力を買って使います。

太陽光発電のこと、もっと知りたい

インターネットを探せばいろいろありますよ。たとえば・・・

JPEA 太陽光発電協会
NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構
SOLAR_NEF太陽光発電